教える人はいずこに・・・?

日付:2012年8月16日木曜日 カテゴリー:

Street Academyで、自分が実現しようと思っている事はなんなのか、もう少し具体的に説明したいと思う。

端的に言うとこういう事だと思う:

「身近に埋もれている素晴らしい先生・講師達を発掘して、その人達に教えて貰う」

これが出来れば、学ぶ側にとっての選択肢も増えて、もっと学びが活性化されるのではないか、そう思っている。


とすると、潜在的講師群に、教える一歩を踏み出させるという事を一つのゴールと仮定すると、このサービスの事業性を議論する際に必ず聞かれる質問が二つある。

①この潜在的な教える人口はどれだけ位いるのか?

②その人達が現在教えていない理由がある筈。 その「教えるハードル」は何で、どうやってそれを解決するのか。果たしてウェブサイトで解決できるのか。

一つ一つ考えてみたいと思う。


①潜在的教える人口について:

自分が起業に踏み切る際に、AskSmartlyという調査サービスを使って20代、30代の男女を対象にアンケートを取った。
調査: 2012年2月にAskSmartlyにて実施、サンプル数800人、対象: 20代-30代の男性・女性    

女性と男性で開きはあるものの(男性の方が自信がある傾向?)、ターゲット人口の6割以上が教えるものを持っていると思っていて、また教える事に対する興味も意外と持っている事が伺える(ちなみに下のグラフの質問は、前の質問で「教えれるものを持っている」と答えた人だけに聞いたのではなく、全回答者に聞いています)。

最後の斜線の部分をどんなに頑張っても教えてくれない「対象外」の人口と定義すると、対象人口の約半分で、逆に言うと残りの50%は対象となりうると言う言い方もできる。

更にそれ以上の年齢層は調査の限界もありデータが同じメッシュで取れなかったのだが、年の功で20−30代よりも教えたい比率が高いのではないかという想像は容易につくと思う。

なので自分としては、上記の下のグラフの:
1)紺の部分の人口(約30%)に、教える回数を増やさせて、
2)青の部分の人口(20−25%)に、教える事を始めさせる、
というような事を実現して行きたいと思う。


②教えるハードルについて

これまた同じく20代−30代に取ったアンケートになるが、教えるハードルが何か複数回答可で聞いたところ、以下の結果となった。


独断と偏見で、以下のような感じで分別してみたのがグラフの色である。
  • 紺  =「そもそも第三者からの影響で解決(或は緩和)できそう」
  • 水色 =「できなそう」

結果として上位4つの理由は紺で、ここについては自分としても「なんとかする余地」があるように思えた。勿論、起業家はいつでも究極のoptimistなので、この独断と偏見の判断は甘い!という人もいるかもしれないが、とりあえず自分の見解を説明させて見て下さい:

①生徒集め(=集客)27.8%
これは明らかにウェブサイトのマッチング力で解決出来ると思ったので、これがNo.1の理由であるということは、ネットベンチャーとして取り組みがいがある。
「学ぶのに飽きた」「独学でも出来るから」等理由は様々だが、そもそも「教える」においては全ての生徒がいつかは卒業して行くので、集客は永遠の課題なのだ。
是非Street Academyの力で生徒集めをアシストして、それを理由に教えていなかった先生達の最初の一歩を踏みださせたいと思う。

②生徒管理、資料作成、スケジュール管理(=教える以外の雑務)25.1%
「全てお膳立てされて教えるだけなら良いんだけど、実際予約の管理とか結構面倒臭い」こんなコメントを良く聞く。教室などを運営する際の管理系の雑務はばかにならない。

これもまた、テクノロジーの力でアシストできる分野だと思う。Street Academyでは、極力先生の業務を簡単にするという思想にはそれなりにこだわった。例えば、予約もキャンセルも全て生徒側が主体的に行い、予約が入ると先生に自動的にお知らせが行くので、先生は電話を受けたり自分で管理帳簿を付ける必要も無い。クラスページで住所を非公開にしておいても予約した参加者には住所が開示されたメールが飛ぶので、別途連絡をする必要も無い。といった感じだ。
勿論この「便利さ」が行き過ぎてハードルを下げ過ぎるのもどうか、という声もあるので、それについては追々見極めて行きたいが、とにかく、教える以外の時間を極力講師に費やさせない為の努力は、ウェブサービスとして追求して行きたいと思う。

③場所の確保 24.8%
これについて、一番良く聞かれる。Street Academyは場所について何かしてくれるのですかと。勿論場所を弊社で持ったり貸したりする事はできない。

ただ、最近色々な人と話すと、「シェア」の時代に確実に突入して来た事を感じる。特に「教える」という一時的な開催イベントに対しては、場所の選択肢は確実に増えて来ている気がする。

ここ数年で、コワーキングスペース、シェアオフィス、シェアカフェなどが急激に増えた。競争が激しい事もあって探せばリーズナブルな所も結構ある。例えば、フォレスタ虎ノ門という所がある。主にはコワーキングスペースだが、広々としたオープンカフェもあるし貸し会議室もある。少人数ならカフェで教えても良いし、人数が揃えば会議室を借りても良い。

また事業会社が自社の施設を使っていない時間帯に社外のイベントに貸し出すような事例も増えているし、レストランやバーで個人レッスンに使わせて貰える所もある。ただ、これらのほとんどは、公募などはしていない。イベントに来る人の層が貸し出しているところと何らかのシナジーがあってかつ信用出来る相手であるという事が前提になってくる。

ただ様々な施設や会社がこのシェアによるつながりを求めだしているので、逆に言うと、丹念に探せば自分の教える内容と共鳴してくれる場所提供者は必ず探し出せると思う。

このシェアの文化のあまりに急速な浸透に、知らない人も多いのでは無いかと思うので、このブログでも今後また別のエントリーでその選択肢の事例などについて紹介して行きたいと思う。

僕個人が色々な人から教えて貰った情報を必要な方に提供し、出来るだけ早く借りた場所で教えた成功事例を送り出して、次に教えたいと思う人の参考事例として蓄積して行き、また講師同士がそういう事に関する情報交換を活性化するコミュニティー作りに貢献したいと思う。また機能としては、Street Academyで皆がどこで教えているかを地理的に見える機能(食べログのランチマップみたいな)なんかも提供して行きたいと思う。

④教える時間 21.8%
これは②で語らせて頂いた教えると関係ない雑務をITで出来るだけ削減するという事である部分解決したいと思う。勿論そもそも教える時間が無いという人の問題は解決出来ないので、この%の中のどれだけのハードルを下げれるのかは分からないが。



以上長くなりましたが、これが僕がこのウェブサービスで取り組みたい事の趣旨です。
ご意見やご質問など、お待ちしています!


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...